一戸建ての外壁は、時間が経つと劣化してしまうため、定期的に掃除することが重要です。
しかし、掃除の方法やタイミングがわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、一戸建ての外壁を掃除する方法、汚れの原因や塗り替え時期について解説します。
掃除する前に知っておきたい！一戸建ての外壁が汚れる原因とは？
外壁汚れの7割は「都市型汚れ」と呼ばれるものです。
都市型汚れとは、窓ガラスのサッシ周りに使用されている油分が雨によって外壁面に広がり、それが大気汚染物質などと混ざって発生する頑固な汚れのことです。
この汚れには油分が含まれているため、雨水で簡単に落ちることはありません。
また「雨だれ汚れ」も汚れの原因になります。
雨だれ汚れとは、雨水が壁伝いで地面に流れる際に埃と混ざって壁に付いてしまう汚れのことです。
疎水性が高い壁は水を弾く分、油と馴染みやすいため、雨水に付着する汚れや大気中の油汚れを吸着しやすい状態となっています。
これらの汚れを放置することで外壁の劣化が進んでしまうため、定期的に掃除することが大切です。
一戸建ての外壁を掃除する方法とは？
自分で掃除すると傷めてしまうことがあるため、事前に外壁の素材を確認することをおすすめします。
漆喰の外壁は、家庭用の洗浄機を使用すると水圧によって、漆喰が大量に剥がれ落ちてしまうため、塗装と掃除を同時におこなう必要があります。
また、タイルの外壁は、洗浄時にタイルが浮いたり剥がれたりすることもあるかもしれません。
そのためこれらの素材を使用している場合は、業者に依頼したほうが良いでしょう。
自分で掃除する際は、外壁全体を洗浄機などで水洗いしてから中性洗剤で汚れを落とし、水で洗い流すといった手順で進めましょう。
また、外壁の掃除は劣化を防ぐためにも年に1〜2回程度の頻度で実施することがおすすめです。
一戸建ての外壁を塗り替えるタイミングは？
外壁の塗料には寿命があり、新築時の塗料については5～6年、塗り替え時の塗料については10年程度だと言われています。
そのため、きれいな外観を守るためには定期的に外壁を塗り替えすることが重要です。
外壁のひび割れや色あせ、また触れたときに粉が出るなどのサインが出ている場合は塗り替えをしたほうが良いでしょう。
放置してしまうと塗装だけではなく補修費用が追加で発生するので、定期的に点検しておくことがおすすめです。
まとめ
外壁汚れは、主に「都市型汚れ」と「雨だれ汚れ」と呼ばれるものが原因です。
自分で外壁掃除を実施することも可能ですが、素材によっては外壁を傷つけてしまうことがあるため、業者に依頼することをおすすめします。
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